こんにちは、セルフジェルネイル歴10年のちょこもちです。
今日のテーマはプレパレーションです。
あなたはネイルをする前のプレパレーション、しているでしょうか?
実はこれ、超重要なんです。
プレパレーションができていないと
せっかくきれいにネイルしたのに
「次の日にはリフトしてきた!」
なんてことが起こります。
この記事では、ネイルを長持ちさせるポイントをしっかり押さえつつ、わかりやすいプレパレーションのやり方を解説していきます。
ぜひ一緒にやってみましょう!
まず「プレパレーションて何?」と思った方は、次の章を見ていきましょう。
プレパレーションとは
プレパレーションとは、下準備のことを言います。
ジェルネイルの場合は手指の消毒・甘皮処理・爪の整形・サンディングなどのことです。
つまり、ジェルを塗る前の下ごしらえですね。
プレパレーションなしでもいいの?
もちをよくしたいならプレパレーションは必須です。
「時間がない!」「面倒くさい!」など、サボりたくなる時もあると思います。
そんな時は、水分、油分の除去とルースキューティクルの処理だけをやればOK。
ジェルがリフト(爪から剥がれて浮いてくること)する原因の多くは、爪にこれらが残っているからです。
- 水分、油分
-
ジェルは水分と油分の多いところが嫌いです。
つまり、汗や皮脂が多い人は剥がれるのが早いということです。 - ルースキューティクル(=ルーススキン)
-
ルースキューティクルとは、爪の表面に張り付いた古い角質のことです。
これが処理しきれていない部分から、ジェルが浮いてきて剥がれます。
とても重要なポイントなので覚えておきましょう。
サンディングは必要?
サンディングとはジェルと爪の密着力を高めるために、表面に軽くキズをつけることを言います。
目安としては、爪表面が少し曇る程度。
爪の表面が凸凹することで、そのスキマにジェルが入り込んでいくので「ガッチリくっつく」というイメージです。
ただし、ノンサンディングと書いてあるものはサンディング不要です。
では、サンディングが必要なジェルの場合は、必ずやらなきゃダメなんでしょうか?
答えはNOです。
個人的にはサンディングなしでも2〜3週間もつなら、しなくても良いと思っています。
「1週間もたない!」と困っているならやっておきましょう。
ただし、削りすぎ注意です!初心者さんは、加減が分からずつい削りすぎてしまいがちです。
サンディングのしすぎは逆にモチが悪くなります!
はじめのうちは「もうちょっと足りないかな?」というところでガマンしましょう。
あまりに爪が薄い方は、無理にサンディングすると硬化熱を感じやすく、余計に傷めてしまうのでやめておきましょう。
次に、プレパレーションに使う道具を用意しましょう。
用意するもの
- コットンorキッチンペーパー
- ダストブラシ(メイク用のパウダーブラシでOK)
- プレプライマー or エタノール
未硬化ジェルや爪の水分、油分を拭き取るために使います。 - エメリーボード
爪の長さや形を整えるためのヤスリです。 - キューティクルリムーバー
ルースキューティクルを柔らかくして、取りやすくしてくれます。 - メタル(キューティクル)プッシャー or セラミックプッシャー(初心者向け)
- キューティクルニッパー
甘皮のカットに使います。
少し上級者向け。
私はいまだにヘタです… - スポンジバッファー(180G〜240G)
( )内の数字は、グリッド数(G)といって目の粗さを表すものです。
数字が小さいほど粗目、大きいほど細目になります。
サンディングには180G〜240Gがオススメ。
準備ができたら、早速プレパレーションをはじめましょう。
↓こちらの記事でも道具について解説しています。
プレパレーションのやり方
ネイルケア
最初の一歩です。必ずハンドソープなどできれいに洗いましょう。
キューティクルリムーバー(持っていたら)を爪に一滴のせます。
全部の指に一度にのせずに、一本ずつにしましょう。
乾いてきたら途中で付け足してもOK。
メタルプッシャーまたはセラミックプッシャーでルースキューティクルをやさしくクルクルと取っていきます。
しっかりとスキンダウン(爪のサイドのお肉をギュッと下げること)
すると、サイドもやりやすいです。
特にサイドや根元は、引っかかる感じがなくなるまで丁寧に。
最後に爪をウエットティッシュなどできれいに拭き取るか、一度手を洗って完了!
キューティクルリムーバーを使用した後は爪を水で洗うか、拭き取りましょう。
乾燥しやすくなる可能性があるので、施術が終了したら保湿してあげてくださいね。
ジェルを塗る前にオイルは厳禁です!
この工程は見た目の美しさの問題であって、ネイルのモチには関係ないので無理に行う必要はありません。
施術後に保湿してあげれば、かなりきれいになります。
- ニッパーを持っていない場合は飛ばしてかまいません。
- 難しいので、不安な方は無理せずこの工程をやめましょう。
プッシャーで押し上げた(プッシュアップ)余分な甘皮やささくれを、キューティクルニッパーでカットします。
キューティクルを傷つけてしまうので、あくまで白い余分な部分だけをカットしてくださいね。
ニッパーを持つ手と逆の手で支えながらやると、失敗しにくいですよ!
この工程は正直どのタイミングでもいいと思います。
エメリーボードを使って、爪の長さと形を整えましょう。
主な形は以下のような種類があります。
最近ではバレリーナ(アメリカではコフィンと言うらしい)も人気です。
繊細さと強度を併せ持った、ハイブリットな形ですね!
追記:厳密に言うとバレリーナはサイドが丸みを帯びており、コフィンはサイドがストレートなので、少し違うようです。
オフィスや日常生活で取り入れやすいのはラウンド、オーバル、スクエアオフあたりだと思います。
とはいえ、ご自身のお好きな形を選べばOK
整え方の手順は以下の3つです。
- 長さを整える
写真のように爪の先端にエメリーボードを当て、左から右へ動かして長さを調節しましょう。
力を入れずに左→右へ引っ張る感じ。
好きな長さにしてください。 - サイドを削る
写真のようにエメリーボードを爪のサイドに当て、軽く削りましょう。
ここでもスキンダウンです!
なりたい形をイメージして、ゆっくりカーブを描くように削ると失敗しにくいです。 - バリを取る
爪のスキマにエメリーボードまたはスポンジバッファーを入れ、削って出たバリを取って完了!
ダストブラシでゴミをはらいましょう。
ゴミが残っているときれいにジェルがのらないので、丁寧に取ってください。
その後、きれいに拭きとります。
今回はオーバルっぽく仕上げてみました。
水分や油分はジェルにとって大敵!
コットンまたはキッチンペーパーにプレプライマーまたはエタノールを染み込ませ、しっかり拭き取ってください。
その後、爪が乾くまで少し待ちましょう。
ジェルをお休みする時はネイルケアの後、キューティクルオイルやハンドクリームで保湿してあげましょう。
そのままジェルネイルの施術をする時は、サンディングの工程へ進みましょう。
時短したい時でもこれだけはやって!
忙しい人は…
- 手を洗う(消毒しない分、より丁寧に洗いましょう)
- ルースキューティクルの処理
この2つだけやっておきましょう。
「究極に時間がない!」という人は…
ルースキューティクルはお風呂に入ったときに柔らかくなるので、お風呂の中で爪でカリカリ取っちゃいましょう。(やりすぎはNGですよ!)
お風呂に入ったばかりの時は、爪に水分が残っていてジェルが取れやすくなってしまうので、前日に済ませておくと良いですよ。
続いてサンディングをしていきます。
サンディング
スポンジバッファーのもち方の基本はこのように、親指、人さし指、中指の3本で軽く持ちます。
とは言いますが、あくまで基本です。
力が入りすぎなければ、好きなように削ってOK。
目安は爪表面が少し曇る程度。
スポンジバッファーで爪全体を軽く削ってキズをつけましょう。(絶対に力を入れないで!)
しっかりスキンダウンして、爪の先、サイド、根元は特に丁寧に!そこからリフトしやすいです。
色んな方向からヤスリをかけてあげてください。
削りすぎはNG !爪を傷める原因になる上、モチが悪くなります!
爪全体に満遍なくヤスリをかけたらOK。
油分が付いてしまった場合はエタノールやプレプライマーなどで拭き取ってください。
最後にきれいにゴミを払ったら完了!
ここまでがジェルを塗る前の下準備、プレパレーションの一連の流れです。
おつかれさまでした!
ジェルの塗り方についての記事はこちら↓
まとめ
今回はプレパレーションの意味と、施術の流れを解説してきました。
超重要なポイントをおさらいしましょう。
- 水分、油分の除去
- ルースキューティクルの処理
- 爪のサイドの処理はスキンダウンが基本
その他のステップは時間がある時だけでいいんです!
ご自身のライフスタイルや爪の状態に合わせて、無理せずおこないましょう。