こんにちは、セルフジェルネイル歴10年のちょこもちです。
これからジェルネイルを始めるあなたに質問です!
基本的な知識や手順を知っていますか?
そう言われるとよくわかってないかも…
けど、マニキュアみたいなものでしょ?
ここ数年、ジェルネイルはとても始めやすくなってきました。
関連商品がとても増えてきているからです。
100円ショップでそろう物もたくさんありますよね。
おかげで自宅でも簡単にきれいなネイルができる時代です。
でも、ちょっと待って下さい!
ジェルネイルを始めるためには知識、道具、手順など、知っておくべきことが結構あるんです。
マニキュアとは大違い!
「きれいに仕上げたい」
「早く上達したい」
と思うのなら、きちんと把握しておくのがいちばんの近道ですよ!
そこで今回は、「セルフジェルネイルをやってみたい!」という初心者さんのために、知っておくべき知識をまとめてみました。
この記事でわかること
- ジェルネイルの基礎知識
- 必要なもの
- 施術の流れ
ジェルネイルのことがサクッとわかりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ジェルネイルを始める前に知っておこう
ツヤツヤ、ぷっくりでとても可愛いジェルネイル。
おうちでできるなんてワクワクしますよね!
せっかく始めるなら大事な基礎をきちんと把握して、最短距離で上達しちゃいましょう。
この章の内容を知っておくと、後悔せずに済みますよ。
ソフトジェルとハードジェル
ジェルには大きく分けて2種類あります。
ソフトジェルとハードジェルです。
ひとつずつ特徴を挙げてみます。
ソフトジェル
- 柔らかくフィット性がある
- 初心者さんでも使いやすい
- ハードジェルに比べて強度は落ちる
- キズが付きやすい
- 溶剤(アセトンやジェルリムーバー)でオフ
- モチはハードジェルに劣る
ハードジェル
- 強度がある
- ソフトジェルよりもツヤツヤ!
- キズが付きにくい
- 削ってオフ
- モチが抜群
どちらにも良い面があるので、お好みで選ぶと良いです。
初心者さんはソフトジェルの方が扱いやすいと言われています。
ちなみに私はソフトジェルとハードジェル両方とも使っています。
どちらを選ぶか迷っている方はこちらの記事をどうぞ。
セルフジェルネイルのメリットとデメリット
ジェルネイルは良い面ばかりではありません。
知らずに施術してしまうのは失敗のもと。
ここでしっかり確認しておきましょう。
メリット
- マニキュアより長持ち!(うまくいくと1ヶ月位)
- 一度道具をそろえてしまえばコスパ◎
- ゆっくり塗って大丈夫!納得できる仕上がりになってから硬化すればOK
- フォルム形成できる(爪の形のコンプレックスをある程度カバーできる)
- 爪のピンクの部分(ネイルベット)が伸びる
- 自由にデザインできる(アートしたりパーツものせ放題!)
- 長さ出しができる(ハードジェルの方が得意)
デメリット
- 道具をそろえるのに初期費用がかかる
- オフが結構大変
- 上手くなるには練習が必要
- 技術がないと爪へのダメージが大きいことも
- グリーンネイルのリスクがある(定期的に爪の状態をチェックしましょう!)
- ジェルアレルギー(皮膚にジェルが付いてしまうことが原因のひとつに。)
上記を踏まえて、向いてる人と不向きな人をまとめました。
ジェルネイルが向いてる人、不向きな人
ジェルネイルが向いている人
- 長持ちさせたい
- 爪が薄い、弱い
- 作ることが好き
- 細かい作業が好き
- 爪の形がコンプレックス
- いろんなデザインを楽しみたい
ジェルネイルが不向きな人
- 作ることが苦手
- 細かい作業が苦手
- 爪に厚みが出るのが嫌
- 休日しかネイルができない
- 飽きっぽい、すぐデザインを変えたくなる
- ジェルアレルギー、アセトンアレルギーがある
こんな時はジェルネイルをやめよう
- アレルギー:始めの頃はアレルギー症状がなくても、だんだん爪まわりが痒くなったり炎症を起こす人もいます。変だなと思ったらすぐにネイルをやめて皮膚科へいきましょう。最近では、アレルギー成分を含まないジェルも増えています。
- グリーンネイル:爪に緑膿菌が繁殖して、緑色になる病気です。
ジェルをオフして清潔にしていれば問題ないですが、原因がジェルネイルでない場合もあります。
心配な方は皮膚科を受診しましょう。
↓詳しいことが気になる方はこちらのページでとてもわかりやすく解説されています。
参考元:『神楽坂肌と爪のクリニック』へのリンク - 爪まわりのケガ:菌が繁殖すると危険なので、キズが治るまでネイルをお休みしましょう。
- 爪が薄くなりすぎている:無理にネイルを続けると、硬化熱を感じやすくなるだけでなく、さらに大きなダメージを与えてしまいます。
ジェルネイルに必要なものをそろえよう
ジェルネイルをするにはたくさんの道具が必要です。
初期費用は2000円くらいから。
選ぶブランドによって異なってきます。
ここでは必要なものと、あったら便利なものに分けて紹介します。
必要なもの
- キッチンペーパー
施術の際に敷いたり、筆に付いた余分なジェルを拭いたり、何かとお役立ち! - 消毒用エタノール
手を洗えない時は消毒液でしっかり汚れを拭き取ってからネイルしましょう。
その他ジェルがはみ出た時の拭き取り、未硬化ジェルの拭き取り、道具のお手入れなどにも使えるので1つ用意しておきましょう。 - メタルプッシャー(キューティクルプッシャー)
甘皮を押し上げたり、ルースキューティクル(爪の表面に張り付いた薄皮みたいなもの)を取るための道具です。 - エメリーボード
爪の長さと形を整えるのに使います。 - スポンジバッファー
サンディング(ジェルの密着力を高めるために爪の表面に軽くキズをつけること)するのに使います。
使い込んでるので汚くてすみません! - ウッドスティック(オレンジスティック)
ジェルがはみ出した時やオフする時に使います。 - UVライト or LEDライト
ジェルネイルはライトを照射することで硬化するため必需品です!
UVライトよりLEDライトの方が硬化時間が短く済みます。
写真のものはLEDライトです。 - ネイルブラシ
爪にジェルを塗布するのに使います。
ブラシはいろんな種類がありますが、初めは写真のような筆先がフラットになったスクエア筆を選ぶと良いです。 - ベースジェル
最初に爪に塗布するジェルです。密着力を高めてくれます。
写真のものはみんな大好きDAISOで購入しました。 - カラージェル
最近では100円ショップにも多数カラーがあります。混ぜて使ってもOK。
写真のようにいろんなタイプのものがあります。
それぞれテクスチャーが違うので、筆に取る量を調節するなどの工夫が必要です。 - トップジェル
仕上げに塗布するジェルです。
ノンワイプと書いてあるものは、未硬化ジェルの拭き取りが不要なので楽ちんですね。
ツヤタイプとマットタイプがあります。 - ジェルクリーナー(エタノールでもOK!)
未硬化ジェル(ライトで硬化しても固まらずに表面にベタベタと残ったジェルのこと)の拭き取りに使います。 - ネイルワイプ(コットンでもOK!)
主に未硬化ジェルを拭き取るために使います。 - ネイルファイル(ゼブラファイル)
ジェルを削り落とすのに使います。
サンディングに使う方もいらっしゃるようですが、初心者さんは力加減がわからず削りすぎてしまうのでオススメしません。 - アセトンorジェルリムーバー
ソフトジェルをオフするための溶剤です。
あったら便利なもの
- ウェットティッシュ
主に、ネイルケアのときに爪の汚れを拭き取るのに便利です。 - プレプライマー
ジェルを塗布する前に爪表面の油分やゴミを取るために使います。
油分を拭き取ることでジェルネイルのもちがよくなります。
プライマーと混同しやすいので注意です。 - プライマー
爪とジェルの密着力を高めてくれます。
より長もちさせるために使います。 - キューティクルリムーバー
爪の上に張り付いた甘皮(ルースキューティクル)を柔らかくして、取りやすくする液です。
こちらも使用感が満載ですみません - ネイルマシーン
ネイルケア、サンディング、ネイルオフまでこなしてくれます。
価格が高めのものが多いですがとても便利!
最近は種類が豊富になってきているようです。
上部のビットの種類が豊富で、用途によって付け替えます。 - キューティクルニッパー
余分な甘皮をカットするためのもの。
爪をカットするためのネイルニッパーとは別なので、間違えないでくださいね。 - ダストブラシ
爪の上の細かいゴミを払うのに使います。
個人的にはメイク用のパウダーブラシでOKだと思います。 - ダスト集塵機
主にジェルをオフする時、削って出たゴミを吸い取ってくれる掃除機みたいな道具です。
粉が飛び散りにくくて便利です。
ここまでそろえるあなたはもう立派なネイルオタクです(笑) - ネイルオイル(キューティクルオイル)
ジェルネイルは乾燥するとモチが悪いので、こまめにオイルを塗るといいですよ。
指先がきれいになります。
高価なものを使うよりも乾燥を感じたらすぐに塗るクセをつけるのが正解。 - マスク
ネイルケアのときやオフするときに出る、ダストの吸い込み防止に役立ちます。
ここからが本番!施術の手順を解説します。
施術手順を知ろう
ネイルケアは仕上がりを左右する大事な工程です。モチが良くなりますよ!
ネイルケア
- 手を洗うor消毒する
- 爪の長さや形を整える
- 甘皮を押し上げる
- ルースキューティクルを取り除く
- 押し上げた余分な甘皮をカットする
簡単に言えばこんな感じです。
ルースキューティクルとは、爪の表面に張り付いた余分な角質のことです。
続けてジェルネイルをする場合は、次の章でお話しするサンディングの工程へ進みましょう。
ネイルをしない場合は、ネイルオイルやハンドクリームを塗って保湿しておきましょう。
2週間に一回程度行うことで、ネイルベット(爪のピンクの部分)が少しずつ長くなります。
きれいな爪の形に憧れますが、ズボラな私はジェルを付け替える時しかしません(笑)
サンディング
サンディングとは、爪とジェルの密着力を高めるために爪の表面に軽くキズをつけることをいいます。
ファイルではなくスポンジバッファーを使いましょう。その方が削りすぎを防ぐことができます。
くれぐれもやりすぎに注意してください!
慣れない頃は削りすぎて何度も爪がボロボロに…
爪が薄い方や弱い方は無理をせず、サンディングの工程を飛ばしましょう。
ちなみに、ネイルケアからサンディングまでをプレパレーション(下準備)と呼んだりします。
ジェルの塗布(基本の塗り方)
さあ、いよいよジェルを塗りましょう。
ジェルネイルは何層も重ねて塗ることで、ぷっくりとした厚みが出せます。
デザインによって工程は変わりますが、ここではワンカラーの塗り方の手順を紹介します。
- ベースジェル
- 硬化
- カラージェル1層目
- 硬化
- カラージェル2層目
- 硬化
- トップジェル
- 硬化
- ※未硬化ジェルを拭き取る(ノンワイプトップの場合は不要)
このように重ね塗りをします。
カラージェルは好みの色になるまで重ねてもOK。
他にもきれいなフォルムを作ったり、アートをする時などは塗り方にコツがいります。
- 未硬化ジェルとは、ジェルランプで硬化しきれずに表面にベタベタと残ったジェルのことです。
アートでデザインの幅を広げよう
ジェルネイルはストーンなどのパーツをたくさん使ったデザインが得意です。
しっかり固定されるため、長くきれいなネイルが楽しめます。
初心者さんが挑戦しやすいデザインはワンカラーやラメグラデーションです。
セルフのいいところは、好きなだけアートを楽しめることです。
どんな色、どんなパーツを使うか、考えるとワクワクしますよね!
様々なデザインができますので、基本の塗り方に慣れたら挑戦してみましょう。
オフの方法を知ろう
ジェルネイルのオフの方法はハードジェルとソフトジェルで違います。ひとつずつ紹介しますね。
ネイルファイルまたは、ネイルマシーンなどで削ってオフします。
自爪を削ってしまわないよう注意です!
ジェルの表面をネイルファイルまたは、ネイルマシーンで削ります。
その後、アセトンまたはジェルリムーバーを染み込ませて、柔らかくしてからウッドスティックなどでやさしくオフします。
ジェルを削る際は自爪を削らないよう十分注意してください。
爪にやさしい施術方法「フィルイン」
フィルインとは、溶剤(アセトンやジェルリムーバー)を使わずベースのみを残して削り、次の施術をする方法です。
溶剤を使わないことで爪へのダメージが少ないというメリットがありますが、かなり上級者向けです。
一層残すためベース作りや、削り方などのテクニックが必要だからです。
ただ、これができると溶剤を使わないので爪や指の乾燥が防げるだけでなく、工程が減るのでとても時短になります。
上達してきたら挑戦してみても良いかもしれません。
まとめ
これまで、ジェルネイルの基本や道具、施術の流れについて解説してきました。
コツさえ掴めばネイルサロンに通わずに、プロ並みのネイルをすることも夢じゃありません!
たくさん練習して、様々なデザインを楽しみましょう。
爪がきれいだと仕事や日々の生活のモチベーションがアップしますよ!
ぜひ挑戦してみてください。
今回お伝えし切れなかったことは、別の記事で詳しく解説していますので、気になる方はそちらも読んでくれたら嬉しいです。