こんにちは、セルフジェルネイル歴10年のちょこもちです。
今日のテーマはジェルネイルの塗り方です。
あなたはジェルを塗る時
「はみ出してしまう」
「ムラになる」
「ぷっくりにならない」
こんな経験、ありませんか?
実は、ジェルの塗り方にはコツがあります。
悩んでいる人のほとんどが、知らないまま塗ってしまうから上手くいかないんです。
そのコツとは、ズバリ「粘度」にあります。
「は?何それ」ですよね…でもコレさえ押さえておけば、どんなジェルも上手に塗れます。
では具体的にどういうことなのか、今からお話していきますね!
ジェルの性質を知ろう
どのジェルにも、セルフレベリングという性質があることを覚えておきましょう。
セルフレベリングとは、ジェルが自然となだらかに広がっていく性質のことを言います。
つまり、爪に塗ってすぐは凸凹でも、少し時間を置けばある程度は自然に「つるん」となってくれるということです。
慌てず「つるん」となったタイミングで硬化しましょう。
カラージェルを開封した時、分離していることはありませんか?
これは顔料の成分が重いため、沈んでいるからです。
爪楊枝やスパチュラなどでゆっくりとかき混ぜてあげましょう。
ポリッシュ型は上下にゆっくりと振るといいですよ。
勢いよく混ぜてしまうと、ジェルの中に気泡(バブルといいます)が入ってきれいに仕上がらなくなるので注意しましょう。
ジェルの大まかな種類を知ろう
ジェルには大きく分けて2種類の容器があります。コンテナ型とポリッシュ型です。
コンテナ型
クリームケースのような形の容器に入っているジェルです。
ポリッシュ型と比較すると粘度が高めのものが多いです。
- メリット
-
- 粘度が高くフォルムが作りやすい
- はみ出しにくい
- セルフレベリングがゆっくりなので焦らず塗れる
- デメリット
-
- 別途筆を用意する必要がある
- 施術に少し時間がかかる
ぷっくりした厚みが欲しい方や、反り爪で悩んでいる方にオススメ。
ポリッシュ型
マニキュアのような容器のジェルです。
コンテナ型と比較すると粘度は低めのものが多いです。
- メリット
-
- 筆を用意しなくて良い
- スッキリとしたフォルムにできる
- 100円ショップにも売っている(手に入りやすい)
- デメリット
-
- 厚みが出にくい
- 量の調節が難しい(ドバッとつきやすい)
「コスパ命!」や「厚みが出るのが嫌」という方にオススメ。
カラージェルの場合は厚くのせると、硬化不良を起こしやすいので
薄塗りが基本ですよ〜
厚みはクリアジェルで調整します
塗り方のコツを押さえよう
ジェルの粘度の違いを理解しよう
冒頭でお伝えしましたが、ジェルを塗る際のコツは「粘度」にあるといいましたね。
具体的には「粘度」が高いものと低いもので塗り方を変えれば良いんです。
では、それぞれ説明しますね。
- 粘度が高いジェル
-
セルフレベリングがゆっくりなので、少し時間を置くときれいに広がります。
取る量は筆先の半分がぷっくりするくらい。
割とたっぷりめでOK。 ちょこもちベースジェルを塗る時
1層目は筆に圧をかけて全体的に擦り付けるように薄く塗ります
2層目はさらに多めにのせてぷっくりとさせてあげると仕上がりがキレイになりますよ。 - 粘度が低いジェル
-
セルフレベリングが速く、厚塗りにはあまり向いていません。
サッと薄く塗り広げるのがコツ。
筆に取る量は少量ずつが成功への近道です。
ハケをボトルのフチでしごいて量を調整します。
厚みがでにくいので、すっきりした印象にできます。 ちょこもちハケの軸の部分に付いてるジェルがドバドバ垂れてくるので気をつけて!
- 筆に取る量が命
-
ジェルを塗るときに大事なのは塗り方というよりはむしろ筆に取る量です。
多すぎるとはみ出す原因になるし、少なすぎてもムラになります。
「じゃあどうしたらいいの!?」となりますよね。具体的には、まずは筆先に1ミリくらい取ってみましょう。
足りなかったら2ミリ。という感じで、ちょっとずつ調整する。
粘度の高いジェルの場合は多めに取っても失敗しにくいです。
ジェルは納得のいく仕上がりになってから硬化すれば良いわけですから、ゆっくり丁寧に仕上げましょう。
「それだけ?」と思うかもしれませんが、本当にこれだけなんです。
何度も練習しているうちに、1度に取る量がわかってきます。
筆の裏側についたジェルは余分なので落としてくださいね。コンテナ型なら…
筆先をジェルにつけてすくうように取り、裏側に付いたものをコンテナのフチで落とします。
ポリッシュ型なら…
ハケと軸の部分にたっぷりとジェルが付いてしまうので、しっかりとボトルのフチでしごいて量調節する。
私はポリッシュ型の量調節が苦手なので、パレットに出して付属のハケではなくいつも使っている筆で塗ったりします。
パレットは100円ショップのネイル用品コーナーに使い捨てのものが売られていて、いつもこれを愛用しています。
また、キッチンペーパーで余分なジェルを拭き取りながら塗ってもOK。
このとき筆にペーパーの繊維が残ることがありますので、しっかり取り除いてくださいね。
根元をきれいに塗ろう
爪の根元のカーブ(キューティクルライン)をきれいに塗るのって難しいですよね。
ここでは根元の攻略法を解説します。
- 筆に取ったジェルを爪の真ん中にペタッとのせる
- 筆を寝かせて、爪先に向かってゆっくりと動かす
- 爪先まで塗れたら筆を再び真ん中に置く
- 筆を少し立て気味で少しだけ圧をかけながら根元の方へゆっくりと押す
こうすると筆の形がキューティクルラインに沿ってくれるので、きれいに塗れます。
途中でジェルが擦れてきたら、少量ずつ取って調節してくださいね。
サイドをきれいに塗ろう
爪のサイドは指のお肉があるので塗りにくい部分です。
ここではスキンダウンを覚えましょう。
スキンダウンとは爪のサイドのお肉を他の指を使ってギュッと下げることです。
こうすると、お肉で隠れていた部分まで塗りやすくなります。
スキンダウンは
- 甘皮処理
- サンディング
- ジェルの塗布
に使えるので、マスターしましょう!
先端を攻略しよう
爪の先端(エッジ)はよく使うので欠けたり、剥がれたりしやすいです。
ここにもジェルを塗りましょう。
爪のエッジに対して筆を立てて、軽くサッサッと塗りましょう。これで、先端がジェルで包まれて、強化します。
ほんの1ミリ位の長さ出しをするイメージですね!
爪の裏側にジェルが付かないよう注意してくださいね。
リフトしないためには?
リフトとは根元やサイドからジェルが浮いてくることです。
リフトしたところからはがれてしまい、モチが悪くなります。
ではリフトしないためにはどうしたら良いのか。
ポイントは3つです。
- ポイント1 水分、油分の除去を徹底!
-
ジェルは水分と油分の多いところを嫌います。
しっかり除去することで改善する可能性あり。 - ポイント2 ルースキューティクルの処理をしっかり!
-
爪にルースキューティクルと呼ばれる古い角質が残っていると、そこからリフトします!
丁寧に処理するのが超大切。 - ポイント3 はみ出し厳禁、ギリギリを攻めるな!
-
ジェルが皮膚にはみ出したまま硬化すると、爪とジェルとの間にスキマができます。
このスキマから水分、油分が入り込んでリフトするんです!
はみ出した時は、諦めずに拭き取ってやり直しましょう。
慣れないうちは皮膚から1ミリくらいあけて塗る。
コレ鉄則です。
生きた皮膚にジェルがつくとジェルアレルギーの危険性があります。
ギリギリを攻めすぎて、はみ出すことが一番NGなので
少し間を空けても大丈夫!
あなたのネイルを間近でジロジロ見る人はいません!
(いるかもだけど…)
未硬化ジェルとは
表面に固まり切らずに残ったジェルのことです。
ノンワイプと表記のあるもの以外は未硬化ジェルが残ります。
そして、未硬化ジェルがないと次にのせるジェルが密着しません!
困った時の対処法
- 塗り直したい
-
途中で「はみ出した、塗り直したい!」と思う時もあると思います。
そんな時はジェルクリーナーで拭き取っちゃいましょう。
ただし先ほども言った通り、未硬化ジェルがないと密着しませんので、もう一度ファイルで軽く削ってから塗り直すと密着力が高くなります。 - トップの艶がない、曇っている
-
曇っていたり、艶が足りない時は硬化不足かもしれません。
再度ライトに入れて20〜30秒ほど硬化してみましょう。
硬化不足でない場合は… ちょこもちエタノールで拭き取ると曇るものもあるらしいのですが、私は今のところ出会ったことがありません。次のことを試してみるといいかも。
- 拭き取り専用のジェルクリーナーを使う
- 消毒用エタノールではなく無水エタノールを使う
これで解決するかもしれません。
消毒用エタノールと無水エタノールの違いは文字通り「水」が入っているか、いないかです。
拭き取りの際に水分を含む消毒用エタノールを使うことで曇りに繋がる可能性があります。
実践!ジェルの塗り方
さて、いよいよジェルを実際に塗っていきましょう。
用意するものはこちら
- プライマー(なくてもOK)
- ベースジェル
- カラージェル
- トップジェル
- ネイル用のLEDまたはUVライト
- ウッドスティック
- ジェルクリーナー(エタノールでもOK!)
- ネイルワイプまたはコットンでもOK
↓こちらの記事で道具について解説しています。
超基本!ワンカラーの塗り方
硬化時間の目安はLEDライトの場合です。
UVライトを使っている方は、お使いのジェルの硬化時間を守ってくださいね。
プレパレーションが済んだら、プライマーを薄く塗ります。
皮膚につかないよう注意してくださいね。
乾くまで少し待ちます。
ベースを作っていきましょう。
筆にベースジェルを少し取ります。
足りない場合は少しずつ足してください。
全体に薄く伸ばします。
同じジェルでフォルム形成する場合は
先ほどよりたっぷりめにジェルを取ります。
爪中央より少しだけ根元寄りにのせ、筆の先端で
足りない部分にジェルを移動させるイメージで広げます。
セルフレベリングを待って、爪表面がつるんとしたらライトで硬化しましょう。
ジェルのブランドにもよりますが、ここはお使いのジェルの硬化時間お守るか、少し長めが良いです。
ライトで硬化 硬化時間の目安 30秒〜60秒
硬化熱を感じたら…
ライトで硬化する際に、「熱い」「痛い」と感じることがあります。
こういう時はライトから出して、「熱い」「痛い」を感じなくなってから再度硬化しましょう。
ベース2層目。
ここで、ぷっくり仕上げるフォルム形成のポイントを解説します。
爪のフォルムの一番盛り上がったところ(高い部分)をハイポイントといいます。
美しいフォルムにはハイポイントは欠かせません。
フォルム形成のメリットは次の通り。
- モチが良くなる(正しいフォルムが作れたら)
- 反り爪、平爪のカバー
- カラージェルがきれいに塗れる
上記のメリットからフォルム形成はオススメですが
どうしても厚みが欲しくない場合はスキップしてください。
モチを良くするために、必ず硬化後の硬さがあるものを使用しましょう。
・ビルダージェル
・セミハードジェル
・ハードジェル
がオススメです。
まずはジェルを薄く全体に広げます。
さらにジェルを多めに筆に取って爪の真ん中よりやや根元側にのせます。
筆の先端を使い、ぷっくりが欲しいところに移動させます。
塗る、というよりは移動させるイメージ。
セルフレベリングを待って、きれいなフォルムになったら硬化します。
いろんな角度からフォルムをチェックしてくださいね。
私のコンプレックスである真っ平らな爪でハイポイントを図解してみました(笑)
モチをよくするのなら、爪の中央よりやや根元側にハイポイントが来るのが正解です。
↑平べったい爪でもこのくらい補正できます!
ライトで硬化 硬化時間の目安 30〜60秒
ジェルを厚めにのせるので硬化時間は長めにする方が良いです。
カラージェルは基本2度塗りします。厚塗りは厳禁です!
一度にたくさんのせると硬化不良になってしまうので、好みの色になるまで何層か重ねてください。
ここでは少しムラがあっても大丈夫!
薄〜く全体に広げましょう。
ライトで硬化 硬化時間の目安 20〜30秒
1層目より少しだけ多めに塗るのがポイント。
ムラがないかよくチェックしてください。
ライトで硬化 硬化時間の目安 20〜30秒
硬化後、色が足りなければ3〜4層塗ってもOK!
ただし、何度も重ねるとぼってりした印象になりがちです。
全体に薄く1層塗ります。
透明で全体に塗れているか分かりにくいので、しっかりチェック!
ライトで硬化 硬化時間の目安30〜60秒
最後は完全硬化します。
硬化不良を起こさないために、お使いのジェルに書かれている硬化時間を守ってください!
もしくは、少し長めに硬化すると良いです。
ライトに入れるとき、指が傾いたりしてませんか?
真っ直ぐにライトに入れないと部分的に硬化不足でベタベタすることもあります。
硬化したい爪が真っ直ぐかどうか必ずチェックしてくださいね。
ノンワイプタイプの場合は拭き取り不要です
ワイプが必要な場合はネイルワイプかキッチンペーパー(コットンでもOK)にジェルクリーナーを染み込ませて、未硬化ジェルを拭き取ってください
これで完成です!
次は初心者さんでも比較的カンタンにできるグラデーションのやり方を解説していきましょう。
グラデーションの塗り方
ポリッシュ型のカラージェルを使う場合は、ドバッとつきやすいです。
しっかりハケをしごいてから塗るのが超大事です!
ジェルを1ミリ筆に取り、爪の先端から4分の3くらいまで薄く伸ばします。
塗ったか塗らないか分からないくらいでOK。
難しい場合はクリアジェルとカラージェルを1:1くらいで混ぜてから塗るとムラになりにくいです。
ライトで硬化 カラージェルの硬化時間は仮硬化なので、5秒〜30秒くらいの短めでもOK
もういちどジェルを1ミリ筆に取り、爪の先端から2分の1くらいまで薄く伸ばす
コツは少し筆を立てて、先端からトントンと置いていく感じで塗るとグラデーションになりやすいですよ
ライトで硬化
さらにジェルを1ミリ取り、爪の先端に塗る
この時グラデーションの境目をトントンと馴染ませて調整する
ライトで硬化
↓↓↓塗り方を動画で確認したい方はこちらをチェックしてね↓↓↓
動画内で使ったカラージェル↑
グラデーションはラメカラーでやるとさらに簡単に可愛くなるのでオススメ!
まとめ
今回はジェルの性質や塗り方のコツを解説してきました。
大事なポイントをおさらいしましょう。
- ジェルは粘度によって塗り方を変えるべし!
- セルフレベリングを待つべし!
- 筆に取る量は1ミリずつ!
でしたね。
「粘度を制するものはジェルネイルを制す」ですよ。
しっかり感覚を覚えましょう。
フォルム形成についてはまた別の記事て更に詳しく解説します!
よかったら次の記事も読んでくださいね。
それではまた!