こんにちは、ジェルネイル歴10年のちょこもちです。
あなたは今まで、ジェルネイルアレルギーのこと
他人事だと思っていませんでしたか?
何も症状が無い人にとっては仕方がないことかもしれません。
実際私もそうでした。
しかし最近、ジェルネイルの施術後
なんとなく手指が痒いような…
と思うことがあるので、気になって原因と自分でできる対策を調査してみました。
今はなんでもないあなたも、きちんと対策をしておかなければそのうち突然アレルギーを発症してもおかしくありません。
もしそうなってしまったら、ジェルネイルを存分に楽しめなくなってしまいますよね。
「もしかして…」と思っている方も、そうでない方も今のうちに対策をしてリスクを極力減らしておくべきです!
この記事でわかること
- ジェルネイルアレルギーはどんなものか
- ジェルネイルアレルギーの原因と対策
- 皮膚科受診時の注意点
ぜひ一緒に学んでいきましょう。
ジェルネイルアレルギーってどんなもの?
ジェルネイルアレルギーはジェルネイルの施術の過程で、原因物質に触れることによって様々な症状が現れます。
一度発症してしまうと原因物質を避けることで対処するか、病院で治療をしてもらうことになります。
初期症状はこんな人が多い
最初に気付く主な症状は「痒み」です。
ちょこもち自身もジェルネイルの施術後に痒みを感じることがあります。今のところは軽い痒みで済んでいますが…
中には、眠れないほど痒みがある人も…。
その他の症状は
- 腫れ
- 赤み
- 水疱
- 痛み
- 爪が剥がれる
- 爪裏の皮膚が厚くなる
こんな方もいるようです。
施術中や数時間後、数日後に症状が出る方もいます。
アレルギーは悪化すると怖い
アレルギーは、その原因物質に触れることで体が「危ない!」と判断して過剰に免疫機能が反応します。
その症状は体の様々なところに現れます。
特に怖いのはアナフィラキシーショックです。
非常に稀ですが、こんなふうに命にかかわることもあるため侮ってはいけません。
出来る限りの対策をしておきたいものですね。
ジェルネイルアレルギーになりやすい人
アレルギーは他人事じゃない!
コップに水を注ぐ時のことを想像してみてください。
水を注いでいくといっぱいになって、そのうち溢れ出しますよね。
アレルギーもこれと同じです。
ジェルネイルアレルギーの原因となるものに何度も晒されることで、徐々にコップの水のように蓄積されていきます。
限界を越えてアレルギー物質が蓄積されると、これまで何もなくても突然水が溢れ出すかのように症状として出てくるんです。
毎日お客さんにジェルネイルをするネイリストさんにもジェルネイルアレルギーの方がいらっしゃるそうですが、セルフネイラーさんは特になりやすいと言われています。
関係あるとは言い切れませんが、私は鼻炎持ちな上にアトピー体質で皮膚が弱いと皮膚科のお医者様に言われたことがあります。
もしかしたら、私と同じような体質の方も注意した方がいいかもしれませんね。
ちなみに皮膚科で教わったアトピー体質とアレルギー体質の簡単なチェック方法をお伝えしますね。
爪で腕などの皮膚を軽く引っ掻いてみましょう。
なのだそう。
ちょこもちの場合は引っ掻いたら白くなります。
何度も言いますが今は症状がないあなたも、溢れ出してアレルギーになってしまう可能性は充分にあります。
セルフネイラーがなりやすいと言われる理由
ジェルネイルアレルギーはセルフネイラーの方がなりやすいと言われています。
なぜなら、プロのネイリストに比べて
- 施術が未熟
- 道具の手入れ不足
- アレルギーの知識不足
- 施術場所の衛生管理不足
上記のような理由があるからです。
最近は簡単にジェルネイル道具が手に入るため、このように技術や知識不足のセルフネイラーが増えています。私も含めてです。
自由度の高いセルフネイラーだからこそ、自分で自分のことを守らなくてはいけません。
そこで、ジェルネイルアレルギーの具体的な原因について調べてみました。
ジェルネイルアレルギーの原因になるもの
ジェルネイルが原因とは限らない
言ってしまえば、どんなものでもアレルギーの原因になり得ます。
なんでも可能性はゼロではありません。
アレルギーのわかりやすい例は
- 金属
- ペット
- 食べ物
- ハウスダスト etc…
中には水アレルギーの人もいると聞いたことがあります。
痒みなどの症状が出たからといって一概にジェルネイルが原因とは限りません。
そのことを念頭に置いた上で、考えられる主な原因をまとめました。
ジェルネイルが原因と考えられるもの
- 手袋
-
アレルギー対策のために手袋をしている方もいらっしゃると思います。
しかし、素材によっては逆にアレルギーを引き起こす原因となることもあります。
よくあるのがラテックス(天然ゴム)アレルギーです。 - アセトン
-
ジェルネイルをオフする際に使用する溶剤で、プラスチックを溶かすほどの非常に強力な液体です。
オフの際に症状が現れる方はこれが原因かも。 - エタノール
-
化粧品にもよく使用されているアルコールです。
手指・道具の消毒や、未硬化ジェルの拭き取りの際に症状が現れる場合は注意です。 - ジェルの成分
-
ジェルには人工爪剤、光重合開始剤などが含まれており、これらがアレルギーの原因ではないかと考えられています。
- ベンゾフェノン(光重合開始剤)
- メタクリル酸(人工爪剤)→ 〇〇メタクリレートと表記されることもある
- アクリル酸(人工爪剤) → 〇〇アクリレートと表記されることもある
上記が代表的な成分です。
アレルギー成分としてよく聞くHEMAはメタクリル酸のうちの一つです。
しかし、ジェルを構成する成分はこれだけではありません。
様々な成分を組み合わせて、配合を調整して作られています。
前述のように、どんなものでもアレルギーの原因となり得るので「コレ!」と断定はできません。
調べるには皮膚科で血液検査をしてもらう必要があります。ジェルの成分は化粧品登録されているものでないと、表示義務がないため確認ができません。
購入する際は「爪化粧料」や「化粧品」の記載があるものを選ぶと良いです。 - UVライトの紫外線
-
UVライトに使用されているのは紫外線です。
紫外線にアレルギーがある場合はUVライトが原因の可能性もあります。
ハイブリッドタイプのライトもUV(紫外線)とLEDどちらも使用しているのでNGです。 - ジェルを削った時に出るダスト
-
ダストは粉状になったプラスチックです。
削っているうちに- 咳や鼻水が出る
- 息苦しさを感じる
- ダストがついた部分が痒くなる、赤みが出る、腫れる
などの症状が出ることがあります。
- ジェルクリーナー・プレプライマーの成分
-
ジェルクリーナーやプレプライマーに含まれるイソプロパノールのアレルギーの方もいるようです。
イソプロパノールは消毒や脱脂が目的で配合されています。
爪の水分、油分除去の際に症状が現れる場合があります。 - 体調やホルモンバランスの影響(女性の場合は生理前後)
-
その日の体調によって、症状が出やすいこともあります。
女性の場合は生理前や生理中などは不調になる方も少なくないはず。 ちょこもち私は生理前後に風邪っぽくなったり、アレルギーっぽくなる時があります。
ここまで、考えられる原因を複数挙げてきました。
具体的にはどんな対策が有効なのでしょうか?
自分でできる対策を調査してみた
いちばん大事なことは、とにかく原因と思われる物質に触れないことです。
しかし、原因がわかっていない方も多いかと思います。
何に気をつければ良いかわからず困った時に、どんな対策をすれば良いのかを調べてみました。
どれ、というよりは全部やってみた方が良いです。
自分できる対策14選
「ジェルネイルを長く楽しみたい」
「できなくなるなんて悲しすぎる!」
というあなたに、今から出来る対策をまとめました。
↑こちらはアレルギー対応のジェルとして知られているsacraのジェルです。
HEMA、アクリル酸フリーで、リスクを軽減できます。
※絶対にならないというわけではありませんのでご注意を
- マスクをする
ダストを吸い込むのを防ぎます。 - 換気をする
室内にダストが舞ってしまうので、必ず換気をしましょう。
ダストコレクターを使用するのも◎created by Rinker¥3,990 (2025/01/02 09:43:48時点 楽天市場調べ-詳細) - 手袋を着用する
ジェルの成分にアレルギーがある場合に有効です。
ただし、手袋の素材には注意が必要!
ご自身がアレルギーを持っていない素材を選びましょう。
・ラテックス手袋(天然ゴム)
・ニトリル手袋(合成ゴム)
・プラスチック手袋
などがあります。
個人的にはニトリル手袋がオススメ。
ラテックスアレルギーの方も使えて、フィット性があるため動きやすいです。created by Rinker¥2,580 (2025/01/02 09:43:48時点 楽天市場調べ-詳細) - アレルギー対応のジェルに変えてみる
ジェルの成分が原因と考えられる場合は、その成分がフリーのものを選んでみるのも良いです。
・ベンゾフェノン
・メタクリル酸
(HEMAもそのうちの一つ)
・アクリル酸 - 筆を新しくしてみる
アレルギーの原因が今お使いのジェルだった場合、筆の使い回しはNGです。
ジェルと一緒に新しい筆を使うことで解決するかもしれません。
また、ジェルごとに使い分けるのも有効です。
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フィルイン(一層残し)やリペア(お直し)をすることでアセトンを使用せずに施術ができます。 - 道具類は全て消毒する
道具類をエタノールで拭き取るなどして、毎回必ず消毒作業をしましょう。
・ジェル容器
・ジェルランプ
・パレット
・筆の軸
(筆先はエタノール厳禁!傷みます)
など、使った道具がベタベタしていませんか?
めんどくさがらずに全部きれいにしましょうね。
筆のお手入れはブラシクリーナーがオススメ。created by Rinker¥777 (2025/01/02 05:20:49時点 楽天市場調べ-詳細) - ジェルを塗る際はみ出し厳禁
爪以外の皮膚にジェルが付着すると、ジェルの成分が体内に侵入してしまいます。
もし皮膚に付着した時は、すぐにエタノールやリムーバーで拭い取ってください。 - サンディングをしすぎない
爪が薄くなると、ジェルの成分が体内に入り込みやすい状態になります。
サンディングをやりすぎることで、ご自身で危険な状態を作ってしまっているかもしれません。
削りすぎないよう充分注意しましょう。 - プレパレーションをしすぎない
過剰なプレパレーションで皮膚を傷つけたり、薄くなってしまうことがあります。
傷がある時にジェルネイルをするのは絶対にNG!
プッシュアップのやり過ぎ、甘皮カットし過ぎに気をつけましょう。 - 皮膚に付いたダストを落とす
皮膚に痒みや腫れなどの症状が出る前に、ダストが付いたらすぐに拭き取ったり洗い流して落としましょう。 - 施術前に皮膚保護クリームを塗る
施術前にクリームを塗って保護膜を作ることで、ジェルの成分が浸透しにくくなる模様。
これについては賛否ありますが、やらないよりは…!
ということで、一応載せておきます。created by Rinker¥2,310 (2025/01/02 09:43:48時点 楽天市場調べ-詳細)
爪に付いた油分はエタノールやプレプライマーで除去しましょう。 - UVライトからLEDライトに変える
UVライトかハイブリット(UV&LED)ライトを使用している方はLEDライトに変えてみると解決するかもしれません。 - 体調が良くない時は施術をやめる
寝不足で疲れている時や生理前など、体調が良くない時はジェルネイルの施術をやめましょう。
そういう時ほど症状が出やすい傾向にあります。
↑こちらはアレルギー対応ジェルのブランド「ネイルパフェ」のショップリンクです。
アクリル酸イソボルニル・アクリル酸・HEMAなど、10種類の成分がフリーなのだそう。
※絶対にならないというわけではありませんのでご注意を
パッチテストはやってみるべき?
アレルギー対策を調べていると、自分でパッチテストをしている方もいらっしゃるようです。
確かにアレルギーの原因がわかるのであれば、やってみたいと思いますよね。
結論から言うと
絶対にやめてください。
私たちは専門家ではありません。
もしショック症状が出たとしても自分で対処できないんです。
「今から自爆します!」
と宣言しているようなものです。
「アレルギーは悪化すると怖い」のところでもお話ししましたが、アレルギーの症状は命に関わる場合があります。
「今までなんともなかったから」
「たいした症状じゃないから」
と言う考えは大間違いです。
医療機関勤務のため、急激に血圧が下がってバタン!
となった方を何度か目撃したことがあります…
コップの水が溢れるように、ある日突然重篤な症状が現れてもおかしくないんです。
本当に甘くみるべきではありません。
「もしかしてアレルギーかな?」と思ったら、ネイルをオフして皮膚科を受診しましょう。
皮膚科受診前の準備について
せっかく皮膚科を受診しても、適切な治療を受けられなかったらもったいないですよね。
受診前に準備をして、焦らず対処しましょう。
- 皮膚科をリサーチしよう
これは特に大切。
ジェルネイルアレルギーに詳しい皮膚科をあらかじめリサーチしておきましょう。
せっかく受診しても、対症療法(症状を落ち着かせる)に留まってしまうこともしばしば。
原因物質の特定ができなければ対処の仕方も定まりません。
ジェルネイルを封印するしかなくなってしまいます…。- お薬手帳を持って行こう
手帳を持っていなければ、現在使用中のお薬の内容がわかるもの(薬剤情報提供書など)を持っていきましょう。
お薬の情報は診察時にとても重要です。- 既往歴を調べておこう
過去にアレルギーがあったり、現在も何かのアレルギーを持っていたら必ず伝えましょう。
- 症状が出た時に行こう
アレルギー症状が出ている時に受診する方がスムーズです。
- 使ったジェルの成分表を持って行こう
成分がわかるように、症状が出た時に使っていたジェルの成分表をスクショするなどして持っていきましょう。ただし、雑貨に分類されるジェルは成分表示のないものもあります。
まとめ
今回はジェルネイルアレルギーの原因と対策、主な症状などをできる限り詳細に解説してきました。
後悔しないために、できることは全部やっておきましょう。
ではまた!